時価ベースの貸借対照表を考える

時価と簿価というものがあります。企業や大金持ちを分析するときは、簿価と時価を見るそうです。資産を時価で見ていくわけですが、時価の貸借対照表を簿価の貸借対照表と比べます。この時、時価の方の貸借対照表が上回っていたなら含み益といいます。下回っていれば含み損です。時価で貸借対照表を考えるというのは、所有している株や不動産が、今、換金したらいくらになるかで考えます。この評価損益を足したり引いたりして、時価ベースの貸借対照表を考えることができるというわけです。こういうのは、株で考えると判りやすいと思います。株を買ったときの値段で考えたりはしないものです。株が上がっているか、下がっているか、資産が増えているか減っているか。不動産も同じです。今、不動産を売ったらいくらかなど、時価を把握して考えましょう。